1981年から82年にかけてテレビアニメで放送されて、人気を誇った六神合体ゴッドマーズ。DVDで今最初から最後まで見返している私。今一番最後の地球編での最後のズールとの戦いを見ているんですが、改めて見てみると、当時の思い出が蘇ってきますし、洗練されたデザインのキャラクターやメカが躍動するのは、見ていてワクワクします。
そして、今にも通じるテーマも取り入れられているとも思えます。マルメロ星編ではプラス超能力者による圧政に苦しむマイナス超能力者との対立や独裁者による迫害に立ち向かう人の様子や、独裁者の娘として、同じマイナス超能力しゃにもなかなか受け入れてもらえなかった、辛い立場に置かれたヒロインの様子も描かれてましたし、ギシン星編では双子の兄妹が、遠く離れた地球に生まれて間もない弟を地球を破壊するために爆弾と共に送り込まれ、ギシン生に残された兄は、弟の身を案じ心通わせられるまでに成長しましたが、弟との再会を果たすも、ギシン星を支配していたズールによって洗脳されて、弟を殺すための戦士に改造されて、実の弟との戦いの中で記憶も取り戻すも、非業の死を遂げてしまうという話から、戦争というものが、兄弟の絆も奪う、日人道的なものだということも描かれていました。
この物語で描かれていたことは、現実の世界でも各地で起きていて、憎しみが憎しみを呼ぶ、負の連鎖が続いていますよね。
このアニメで私が一番印象に残っているセリフが、兄の仇を取ろうとする弟が、敵戦闘機に攻撃を加えようとする時に、地球で母親がわりになって育てた女性が彼に伝えた
復讐は新たな復讐を生むだけ。誰かがそれを断ち切らなければいけないという一言。私もそう思います。