sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

届かぬ被爆者の思い

 アメリカとロシアの間でかわされたINF( 中距離核戦力全廃条約)。アメリカのトランプ大統領の離脱を正式に表明し、これに対抗して、ロシアのプーチン大統領も条約の履行を停止し、極超音速兵器(ハイパーソニック)開発を続けていく意向を表明しました。米露双方が条約が禁止するミサイル開発に踏み切れば、INFは失効を待たずに事実上崩壊することになります。
 ホワイトハウスは2日付でアメリカが条約上の義務の履行を停止し、ロシアに正式に離脱を通知。それから6カ月後に条約が失効するとされています。
 トランプ大統領は1日、ホワイトハウスで記者団に、多数の中距離ミサイルを保有する中国などを念頭に「新たな条約ができればより良い」と多国間条約への意欲を示しました。しかし、中国外務省の副報道局長は2日、条約の多国間化には「反対」との立場を改めて明言し、ミサイル開発を促進する姿勢を強調。国際社会は米中ロを中心に軍拡激化の様相を呈しています。
 プーチン大統領はラブロフ外相・ショイグ国防相に対し「アメリカが条約の履行停止を表明したから、我々も停止する」方針を伝えました。ロシアは昨年末、「極超音速のミサイル兵器「アバンガルド」の最終実験に成功したと発表し、今年中にも配備する方針を表明。プーチン大統領はこの兵器の開発促進を指示したとみられています。
 一方でプーチン台とぷ量はロシアがアメリカに先立ち、条約が禁止する地上配備型の中距離ミサイルを配備しないとの立場を強調。ロシアはアメリカが指摘する条約違反のミサイル開発も否定しており、自国の正当性を国際社会にアピールする狙いがあると盛られています。
 NATOは1日、ロシアが条約違反のミサイル開発や配備を進めたことが『ヨーロッパ・大西洋の安全保障に重大なリスクをもたらしている」と指摘。条約執行の責任は「ロシアのみが負う」と主張しました。その一方で、条約が失効しないように、6か月以内に検証可能な形での条約順守を求めました。

 ここにきて軍拡競争の激化が顕著になってきていますが、こんな恐ろしい兵器を多額の資金を投入してまで開発する必要があるんでしょうか。核戦力が増備されれば、ますます世界の平和にとって、不安定要素が増すばかりで、そのような世界は誰も望んではいないと思います。たった一つしかない我々が済むことができる地球で、このような軍備増強が行われるのは誰も望んではいないと思います。特に広島・長崎で原爆の被害に遭った方々はこのような事態を望んではいないでしょう。アメリカが条約を離脱したから・ロシアが条約を守っていないからと、お互いを非難しているだけでは、双方が疑心暗鬼になって、いつ相手が攻めこんでくるかもしれない・いつ相手がミサイルを撃ち込んでくるかもしれない、と言うお互いがお互いに疑いの念を持ち続けた結果、行き着く先は戦争です。今人狼に求められているのは、お互いがお互いを疑うよりも、相互に手をつないで世界を平和に導くことじゃないでしょうか。人類が闘っていいのはスポーツの世界だけです。