今日の新聞の社会面に掲載されていた記事です。子どもの虐待死が14年度、71人にのぼり、そのうち、出産直後に遺棄されたのが15人ということが報道されていました。
報道によると、2014年度に虐待を受けて死亡した18歳未満の子供の数は71人(前年度比2人増)だったことが16日、厚生労働省の発表でわかりました。無理心中を除いた44人のうち、0歳児が6割を超え、「望まない妊娠」で実母が加害者となった事例が目立ったということです。さらに統計を取り始めた03年度以降で初めて「心理的な虐待」による死亡が確認されました。
心中以外の虐待死を年齢別にみると、0歳児が最も多く27人で、このうち15人は出産直後に遺棄されて死亡していました。0歳児の割合は13年度までは5年間、4割台だったのが、今回は6割台に上昇しました。このほか、3歳児が7人、1歳児が4人などとなっています。加害者別では、実母が最多の28人で、実父が3人などとなっています。実母の半数以上は「望まない妊娠だった」そうで、医療機関などで妊婦検診を受けていないケースも目立ったそうです。
虐待の動機は「子供の存在の拒否」が14人、「躾のつもりだった」が4人。虐待の内容別では、」頭を殴るなどの「身体的虐待が24人、育児放棄が15人だったそうです。
今回、西東京市で、養父から自殺を迫られた男子中学生が首つり自殺をしたケースが「心理的な虐待」として初めて認定されました。虐待原因などを分析した厚労省の専門委員会は、0歳児の被害が多かったことについて、望まない妊娠をした女性への行政支援が行き届いていないと指摘。市区町村などに対し、妊娠から子育てまで切れ目のない支援を行う「子育て世代包括支援センター」設置の促進や、妊婦が悩みを相談しやすい体制作りを求めています。
望まない妊娠が子供の虐待死の6割以上…。じゃぁ、なぜ妊娠する可能性があると分かっていてセックスをするのか。おそらく男性にセックスを強要されたりなどの心理的な圧力(デートDV) みたいなのが横行しているのではないかと思います。もちろん生まれた命を遺棄することは断じて許されることではありませんが、妊娠させた男の側にも問題があるような気がします。ただ快楽だけを求めた果ての虐待死…なのではないかと私はこの記事を読んでいてそう思いました。女性も望まない妊娠だからと言って、出産した赤ちゃんを遺棄するのではなく、医療機関や行政窓口など、あらゆる相談機関に行って、子供を遺棄するようなことだけは絶対にやめてもらいたいです。一緒に暮らせなくても、施設に預かってもらうなどの措置をとれば、実母も罪に問われなくて済みますし、赤ちゃんだって生きていくことができるはずです。どうか、望まない妊娠だったからと言って大切な命を見殺しにするようなことだけはやめてください。私からのお願いです。