室堂では、ライチョウが見られるかもしれないということで、少し散策してみることにしました。しかし、まわりにはガスがかかってあまり視界が聞かないうえに、風が強くてものすごく寒かったです。私たちが到着した時点での気温が13度。これは山口県では12月に相当する気温です。登山用の重装備は持って行ってなかったので、遊歩道以外の散策は禁止されており、少し歩いてみたんですが、とにかく寒いということで、早々に散策を切り上げてバスターミナルに戻った私たちです。ここで冷え切った体を温めるために自販機でホットコーヒーを買って飲んだ後、トイレに駆け込んでトイレを済ませた後、室堂を出発。美女平までの山岳道路をバスはゆっくりと下っていきます。室堂から美女平に向かう場合、進行方向右側がお勧めです。というのも、日本一の落差を誇る称名滝を見ることができるからです。称名滝へは、立山駅からバスが発着しており、滝のすぐ近くまで行くことができます。
バスは室堂を発車すると、はじめははいまつ帯が広がっていますが、森林限界より標高が低くなると、スギなどの針葉樹が続いて落葉松やダケカンバなどの広葉樹が見られるようになります。そして、室堂を出発しておよそ1時間ほどで美女平に到着。ここからは立山駅までケーブルカーに乗り換え。観光客が多く、リュックサックを背負っていると、ほかの乗客の迷惑となるので、リュックは降ろしてケーブルカーの到着を待って、到着すると順に中に入っていった私たち。そしたらどこのおっさんかは知りませんが、
私たちの荷物を見て『ほかの乗客の迷惑だろうが』とけんか腰に物を言ってくるやつがいました。私もかちーんときたので、かなりムカッと来ましたが、ここでけんかをしても何の得にもならないと思って、聞き流すだけにしていた私です。そしてケーブルカーが立山駅に到着して、下車する際、そのおっさんが「常識で物事を考えろ」と偉そうな口をきいていました。そのおっさん、自分は床いっぱいに荷物を広げておいていて、私たちよりよっぽどまわりの乗客の迷惑になるような荷物の置き方をしていたんですが、そんなことはお構いなしだったんでしょうね。まぁ、旅の最後でかなりむかつくこともあった旅でしたが、無事に立山黒部アルペンルートを縦走して、立山駅からは富山地方鉄道、富山からはあいのかぜ富山鉄道・IR石川鉄道経由で金沢に到着した私たちです。
室堂のバスターミナルの近くに湧き出る立山玉殿の湧水。ておうぃれてみると思いっきり冷たくて、澄んだ水が湧き出していました。
飲料水として、飲むこともできます。
室堂周辺には、このような高山植物が咲いていました。恐らくキンポウゲなどではないかと思います。もう少しゆっくり見て回りたかったんですが、寒さには勝てませんでした。
立山から富山地方鉄道に乗って、最初にわたる大きな川が常願寺川。この川は、標高3000メートルの山から、日本海に向かって一気に流れ下るため、大雨が降るとしょっちゅう氾濫を繰り返し、氾濫を起こさないようにという願いを込めてつけられたのが、川の名前の由来とか。レールまでの高さは28メートルあるそうです。
富山と金沢で、やってくる列車を写してみました。今では、数を減らしつつある475系やキハ120系・キハ85系・521系・683系を写すことができました。新幹線が開業した後も、意外とバラエティに富んだ列車がやってきます。
そして旅の最後に食べたのが海鮮居酒屋で食べた魚介類。金沢で水揚げされた新鮮な魚介類を、美味しくいただいてきました。
刺身も、地元金沢でとれたサツマイモの天婦羅もおいしかったです~💛。