sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

惑星探査機あかつき・金星周回軌道へ

 宇宙航空研究開発機構JAXA)は9日、金星探査機あかつきが、金星を回る軌道に入ったと発表しました。日本の探査機が地球以外の惑星の周回軌道に入るのは初めてです。あかつきは金星の待機現象の解明を目指し、来年春から本格的な観測に入ります。
 あかつきの計画主任責任者の中村正人JAXA教授(56)は記者会見で、「あかつきは金星の重力圏に捉えられ、『衛星』になりました。軌道投入に成功しました」と宣言。
 あかつきは2010年5月に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。同年12月にメインエンジンが故障し、金星の周回軌道に入るのに失敗しました。今月7日に小型エンジンを使って、5年ぶりとなる金星の周回軌道投入に挑みました。
 JAXAによると、あかつきは金星に最も近い距離で400キロ、遠い距離で44万キロの楕円軌道に入っています。今後、楕円軌道を徐々に小さくし、16年4月以降は金星からの遠い距離で31万~34万キロの軌道で本格的な観測を始めます。
 あかつきは、金星の表面を覆う濃硫酸の雲の構造を立体的に解析し、、金星上空に吹く秒速100メートルの暴風も調べるそうです。雷や火山活動も観測し、金星が地球環境と大きく異なっている理由なども調べます。
 あかつきは、4年半の設計寿命を超えており、5年ぶりの軌道投入は困難との見方もありました。しかし、機体の熱に強い部分を太陽に向けるなどして劣化を防いだ結果、迷年人以外に大きな故障がないまま、軌道に投入で来たそうです。金星探査は旧ソ連アメリカ・欧州が実施しています。日本は月探査や小惑星探査に成功していますが、惑星探査は1998年に打ち上げたのぞみが機器の故障で火星探査に失敗し、あかつきが日本初の惑星探査に挑んでいました。

5年前の金星の周回軌道投入失敗のニュースを聞いたときは、残念というか、落胆の思いを抱いていたんですが、小惑星探査機はやぶさの奇跡のように、あかつきもやってくれましたね。どんな困難に直面しても絶対にあきらめない日本の技術者たちの思いが通じたんだろうと思います。これからどんどん新しい情報が入ってくると思いますが、金星がどのような天体七日、明らかにしてほしいなと思います。濃硫酸の雲の下では、火山活動はあるのか、雷は発生しているのか、昨日公開された画像に映っていた弓状の模様はいったい何なのか、いろんな謎がこれから明らかにされていくと思います。どんな活躍を見せてくれるのか、これからが楽しみですね。