sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

夏の旅2014・2日目パート3

 天竜川の流れを見ながら飯田線の旅を続ける私たち。この飯田線の旅を続けて、天竜川と険しい山並みを縫うように走ってきた線路から、がらりと景色が変わるのが天竜峡より北の区間。この区間伊那谷と呼ばれる、南アルプス中央アルプスに挟まれた、南北に細長い谷に沿って走る区間で、トンネルが断続的に続く険しい山並みからは開放されますが、その代わり、流れの急な河川をたくさん渡っていきます。この地方で多く聞かれる地名の田切という地名は、南アルプスと、中央アルプスから流れ出た川が、本流の天竜川目指してたぎり落ちるように流れることからついたといわれています。大田切川や小田切川・黒田切川や白田切川など、川幅の大小や川底の黒い岩盤の上を流れる様子や白い水しぶきを上げて流れ落ちる様子からこのような名前がついたそうです。このことから、この地方の地形が如何に険しいかがよくわかるかと思います。
 その天竜峡に9:08分に到着。そして9:16分発飯田行きに乗り換え。213系電車が待機してました。この電車。もともとは関西本線を走っていた電車ですが、313系電車の増備により、飯田線に進出してきたようです。飯田線豊橋から乗る場合、進行方向右側に南アルプス・左側に中央アルプス木曽駒ケ岳などが見えます。そして急カーブが多く、電車もゆっくりと走ってくれるので、天気がよければ存分に山岳風景が楽しめる路線です。
 この飯田線天竜峡以北の特徴が川を渡るとき、そのまま直進せずに上流部に迂回して川幅が狭くなったところで対岸に渡るように線路が敷設されています。それは、建設費がかさむ鉄橋の距離を少しでも縮めて建設費を抑えようとしたためです。これは、この付近を昔、伊那電気鉄道というローカル私鉄が建設したためです。
 その急カーブの続く線路を車輪を軋ませながら進んで木曽駒ケ岳観光の入り口の駒ヶ根に10:53分に到着。ここからはしらび平までバスに乗っての移動となります。
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天竜峡を出て川路までの間に写した風景です。トンネルが断続的に続いた路線とは思えないほど、景色ががらりと変わります。
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川路→時又間で見えた天竜川。
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そして、毛賀→切石の間で見えた中央アルプス南アルプスの山並みです。やっぱり綺麗ですね。
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そして、市田→下平間で見えたリンゴ畑。この近辺はリンゴの栽培が盛んなところです。
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やがて進行方向前方に木曽駒ケ岳が見えてきました。伊那大島上片桐間にて。
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上片桐付近で眺めた中央アルプス
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七久保停車中に写したリンゴの果樹園。今年の天候不順にも負けずに実をつけていました。ここから一駅手前の高遠原は桜で有名なところです。