sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

佐世保の小学生殺害事件から10年

 2004年6月1日に起こった、佐世保市立大久保小学校で、小学6年生の女の子が、同級生の女子児童にカッターで切りつけられて殺害された事件から10年がたちました。この事件当時かなりセンセーショナルに報道されましたが、今はなぜこのような事件が起こったのか、だんだんと風化してきているのかなぁという感じがします。この事件もメールのやり取りで悪口を言われたとか、そういったことが事件の背景にあったといわれていますが、果たして、事件を起こしてしまった女子児童はそのことだけが同期で事件を起こしたのかなぁ?そんな気がしました。
 
先日から新聞にこの事件から10年という節目を迎えるに当たって、同級生だったほかの児童たちの証言や今の気持ちが掲載されていますが、同級生の児童から見れば、なぜ?という思いは消えないのではないかと思います。そして、事件の現場となった大久保小学校では、事件のあった日に毎年命の大切さを訴える集会を行っているそうです。子供たちに自分の命や、他の人の命の大切さを伝えていくことの重要さは、誰もが頭ではわかっていると思います。ただ、それを言葉にして子供たちに伝えていくことは、かなり難しいと思うのは私だけでしょうか。犠牲になっていい人の命なんてない。でも、世界中の各地で戦争や暴動によって多くの人の命が奪われている現実を、大人である私たちは子供たちにどう伝えて言ったらいいのか、これは大人である私たちに突きつけられた重い宿題である様な気がします。
 
改めてこの事件で無残に短い一生を終えてしまった御手洗怜美さんに対してご冥福をお祈りしたいと思います。