飯坂温泉でゆっくりと温泉に浸かって、長旅の疲れを落としてリフレッシュした私たち。再び福島交通飯坂線の電車に揺られて福島駅に戻って、福島を14:20分に発車する郡山行きに乗車。南福島・金谷川・松川と停車していって、途中五百川というちょっと変わった名前の駅に停車します。この駅名、京都から数えて500本目の川がこの駅付近にあるそうで、そこからこの駅名がつけられたそうです。そして新幹線の高架橋が見えてくると郡山。ここは磐越東線・磐越西線・水郡線・東北新幹線が接続する交通の要衝で、多くの乗客で賑わいを見せています。15:07分に到着して発車は15:20分の黒磯行き。安積永盛で水郡線が別れていき、福島県南部を一路南下して、新白河で新幹線と接続。白坂を過ぎると東北地方に別れを告げて栃木県に入ります。栃木県に入って最初の乗換えが黒磯。ここは宇都宮・上野方面からやってくる列車も、福島方面に向かう列車もすべてここで乗換えとなります。かつて東北新幹線が開通するまでは、485系や583系を使った特急つばさ・やまばと・ひばり・やまびこ・はつかりといった列車がこの駅にも発着していましたが、今はここをスルーして運転される定期旅客列車は寝台特急北斗星だけとなりました。その列車の運用上、重要な拠点駅である黒磯には16:23分着。ここからは上野直通の快速ラビットに乗って烏山線の分岐駅である宝積寺で下車。ここで、まだ乗車していない烏山線に乗って烏山までを往復してきます。やってきたのは2両編成のディーゼルカー。宝積寺を出ると下野花岡・仁井田・鴻野山と停車して、縁起のいい駅名として名高い大金に到着。宝積寺からここまでの切符は縁起のいい切符として人気が高いとか。
沿線はのどかな関東平野北部の風景が広がり、終点の烏山には18:10分に到着。
烏山線の運用につくキハ47。車内はラッシュ時の対策としてロングシートに改造されています。ただ、烏山線の車両にはトイレがついていないので、注意が必要です。