sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

台風30号の爪痕

 今年発生した台風の中で最強の勢力を保ったままフィリピンのレイテ島を直撃した台風30号。上陸時の勢力は、気象庁の解析では895hPa・最大風速は60メートル・最大瞬間風速は90メートルという猛烈な台風でした。この猛烈な台風が襲ったレイテ島では亡くなった方が10000人とも言われ、襲来からもうすぐ一週間がたつというのに、被害の全容も未だにつかめていないのが現状です。この巨大台風による壊滅的な被害を受けて、国際的にも援助の輪が広がってきていますが、道路が寸断されて、通信網も不通になっているところも多いそうで、在留邦人100人以上の安否確認もできていない状況です。この状況の中で、日本政府はフィリピンに向けて自衛隊1000人を派遣することを決定したようですが、東日本大震災のときはすぐに世界各国から援助隊が訪れてきてくれたのに、外国で大きな災害が発生したときは、なぜか日本政府の対応は遅い様な気がします。東日本大震災のときは世界中から温かい支援の輪が差し伸べられて、たくさんの命が救われたのに、台風が襲来してから1週間かかってようやく自衛隊を派遣するというのは、あまりにも遅すぎます。もっと迅速な支援をしてもよかったのではないかと思います。
 一方で大きな被害を受けたレイテ島ですが、被災者が語った話では、押し寄せる波はまるで津波のようだったそうです。高さが10メートルを超えるような高波に襲われて、逃げるのがやっとだったとも。気象庁の話では、一般的に気圧が1hPa下がると海面は1センチ上昇するそうです。この台風の上陸時の勢力が895hPaだったということを考えると、海面が普段よりも1メートル上昇していたことになります。これを吸い寄せ効果といいます。これに最大瞬間風速90メートルという猛烈な風が加わってさらに海面を上昇させる吹き寄せ効果も加わって、潮位がかなり上昇していたと思われます。これに台風の猛烈な風によって発生する高波が加わって、東日本大震災津波に襲われた後のような光景が広がってしまったのではないかと思います。
 あのような甚大な被害を目の当たりにして、私ができるのは募金くらいしかないですが、被災地の復興に少しでも役立って繰れたらと思うので、今度の休日に近所のコンビニに募金箱が設置してあると思うので、買い物ついでに募金してこようと思います。