sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

いじめ対策法が成立

 先ごろ、国会で審議中だったいじめ対策基本法が可決成立しました。これまでいじめ問題が社会問題になるたびに法案が提出されて、可決できなかったいじめ対策に関する法律。ようやく成立したのは、いじめ対策への第一歩だと思いますが、いじめを受けた経験者から言わせてもらえば、あまりにも遅きに失した感がします。これまで何人もの児童・生徒がいじめを苦に自殺未遂や自殺をして命を落としてきたか。どれだけいじめが陰湿で悲惨なものか考えると、もっと、何十年も前に成立させておくべき法律だったのではないかと思います。国会議員はお坊ちゃま育ち・お嬢様育ちでいじめとは無縁の生活だったのかもしれませんが、今現在も学校という教育現場でいじめに苦しんでいる児童・生徒がたくさんいるはずです。そのような子供をいかにして守っていくのか、教育機関と保護者や時には警察などの法的期間との連携もとりながら考えていく必要があるのではないかと思います。
 この法律ができたからと言っていじめがすぐになくなるわけではないと思いますが、今までは加害者の更生に重点を置きすぎていた感じがします。どちらかといえば被害者は泣き寝入りをするしかなかったのではないかと思います。それが、今度は加害者と被害者が別々の教室で過ごせるようになるなど一定の進歩は見られると思います。ただ、私は加害者の保護者に倫理観を子供に教えるように協力を求めるのはまず無理だろうと思います。親の倫理観が欠如しているから、子供にまともな倫理観を教えることができない。まともな倫理観を教えることのできない親に育てられた子供がまともな倫理観を持つように育つとは思えないからです。事実、私がいじめを受けていたとき、加害者側の保護者は、卒業式が終わった後に「今までゴメンネ。私の娘がいじめていたみたいで」とたったその一言で幕引きを図ろうとするくらいですから。それまで、学校に行って、親が謝罪する機会はいくらでもあったはずです。それを卒業式が済んだ後に謝られても、「今まで知っておきながらなんで放ったらかしにしとったんじゃ」正直、当時の私は思いました。そして激しい怒りと憎悪の念をこめてその親子を睨みつけてやったら、「まぁ、なんて恐ろしい子なんでしょう」そう言ってさっさと逃げるようにしていなくなりました。「恐ろしいことを今までしてきたのはあんたの娘なんだよ。人の人生を・私の家族の人生をめちゃくちゃにしたのはあんたら親子なんだよ」そう思ったのを今でもはっきりと覚えています。私はいじめに加わった加害者に対しては厳しいペナルティーを科すべきだと思います。