金子みすゞの名言にみんな違ってみんないい。という言葉があります。この言葉はみんなそれぞれ個性があって、みんないろんな考え方があるから人間はすばらしいんだよ。という風に言っているのだと私は感じているんですが、今日の新聞の教育のページにいじめを防ぐには異質な部分を分かり合うこととかかれてありました。異質なものを異質なものとして排除しない。そのためには、誰もが異質な部分を持っていると判ることが大切だとかかれてあります。違っているから面白い。違っているから協同できると。発達障害の子がいないクラスのほうが珍しい現代だから 、こういった教育が必要なんだともかかれています。
いじめが始まる原因はちょっとした周りとの違いからだと思います。たとえば他の子よりも走るのが遅いとか、一度何か失敗してしまってそれがきっかけでターゲットにされるとかそういったことから始まるんだと思います。私がいじめのターゲットにされた理由は、私がアレルギー性の鼻炎を抱えているから。ただそれだけが理由でした。いじめる側にとってその理由はなんでもいいんです。とにかく自分たちにとって異質なものがあると排除しようとする。それが一人増え二人増えてという感じでエスカレートしていって、その雰囲気がクラス中に蔓延していってしまうのではないかと思います。
私は息子が将来、自立して働くようになったときに、このような異質な部分を認めようとしない会社に通わせたくないです。いろんな人がいて社会が成り立っているということを認めてくれるようなところで仕事についてほしいと思います。大人同士のいじめや障害者に対する迫害というのは陰湿でやることが汚いですからね。今一度金子みすゞのみんな違ってみんないい。この言葉をかみしめたいと思います。そう、みんな違ってみんないいんですよね。
