先日、私は息子と二人で
ハローキティ新幹線に乗りに行きました。
500系を改装した列車で、元は
エヴァ新幹線として運用されていた車両です。
私は正直、こだまだから空いているだろうと思っていたんですが、ものすごい人気で特に2号車は大勢の小さな女の子を連れた家族連れで人気でしたし、1号車の
ハローキティプラザはおみやげやグッズが飛ぶように売れてました。
また、
JR四国管内を走る特急列車の一部は
アンパンマン列車として運転されて、こちらも小さい子供たちに人気があり、私が以前乗ったときもかなりの混雑でした。
JR九州を走る特急列車も、趣向を凝らしたデザインやサービスが提供されており、いかに乗ってみたいと思わせる列車を走らせるかが重要なことなのか、改めて認識させられたような気がします。
その一方で経営難にあえぐ
JR北海道ですが、私としては沿線の
雄大な景色を活かしきれていないというのが正直な思いです。走っている車両を見ると、ビジネスライクというか、乗客を乗せて走らせることだけにしか目がいていないような気がします。それだけでは
JR北海道という鉄道に乗ってもらう機会は減ることはあっても、増えることはないでしょう。
例えば、以前
JR九州が
787系車両で行っていたようなビュッフェサービスを実施してみるとか、キティちゃん新幹線のように、車両を改造して、遊び心を満載した車両にするとか、食と鉄道旅を結び付けた、他の
交通機関では味わえないような空間を演出するとか、そういった工夫がないと、乗客離れが進んでしまうような気がします。なにも、
ななつ星や瑞風のような、超豪華列車を走らせる必要はないんです。庶民が気軽に乗れて、楽しい旅を満喫できる列車を走らせれば、その分乗客も増えるんです。ふと
ハローキティ新幹線に乗ってそう感じた私です。