この前姉に頼んで買っておいてもらった、SEKAINOOWARIのピアノ担当の藤崎沙織さんが書いた「ふたご」を日曜日に、丸一日かけて読破しました。
内容はSEKAINOOWARIのデビューまでをもとにして書かれた小説で、ヒロインの西山夏子(通称なっちゃん)と、一つ年上の月島という男の子を軸に話は進んでいきます。最初は中学2年から話はスタートして、そこから紆余曲折を経ながら、メジャーデビューするまでが描かれています。月島がアメリカに留学に行ったものの、なじめず日本に戻ってきたり、ライブハウスを自分たちで一つ一つ作り上げて行ったり、彼らがたどったであろうデビューまでの物語です。途中、バンドのメンバーが抜けたりといった話もあったり、ドラマーが見つからないと悩んだり、曲を作るのに、ものすごく苦労した話が書かれていました。
そう、まるで彼らの青春時代を体現しているような、そんな感じがしました。月島の音楽にかける、並々ならぬ決意もきちんと丁寧に書いてありましたよ。
この本は直木賞候補として注目されました。ぜひ一度読んでみてくださいね。
