2009年の年が明けて仕事が始まりましたが、夜勤がない分、肉体的には楽になりました。ただ、精神的な苦痛は以前よりも増しました。残業がない分早く家に帰るので、元嫁からの罵声や罵倒を毎日のように浴びせかけられてましたし、息子への虐待行為も見受けられました。虐待と言っても、身体的な虐待ではなく、育児放棄(俗にいう、ネグレクト)状態でした。自分と次男は暖房のきいた暖かい部屋でテレビを見ながら過ごしていましたが、息子は明かりのついていない、寒い部屋に一人取り残されていることが多かったです。次男が「僕ねぇ、お母さんに、兄ちゃんと一緒にテレビ見ようって言ったら、怒られた。ぶち怖かった」とか言っていたことがあります。次男は、暗い部屋に一人取り残された息子のことを気にかけていたんだろうと思いますが、小学1年生では、母親には逆らえなかったようです。私が仕事から帰ってきて、息子のところに行くと暗い部屋から出てくるのを何度も見かけました。私はそのことを離婚調停の時に、調停員さんの前で話をしたことがあります。元嫁gは口が饒舌なため、私の言う事はにわかには信じてもらえませんでしたが、嘘ではないと分かると調停員さんの、元嫁に対する心象も悪化したようです。
話を戻して、2009年1月のある日曜日、私は防府警察署の方に行きました。それは、「離婚を考えているが、元嫁が統一教会に対して支払った金を、元嫁に弁済させることが出来るかどうか」という事を聞くためでした。統一教会に加わった経緯や、被害額、今も信仰しているかどうかなど、そういったことを話してきました。私はこのとき、まだ元嫁は統一教会を信仰しているとみていたので、そのことを話ししたんですが、詐欺事件担当の刑事さんの話では、「おそらく、奥様が信仰している限り、奥様に対して弁済させるのは無理でしょう」ということでした。それには、元嫁がこの当時無職だったというのも影響していたのでした。結局のところ、真面目に働いた私が馬鹿を見ただけでいた。