広島県呉市で、生後8か月の長男を放置して衰弱死させたとして、広島県警呉署は2日、広島県呉市浦神賀町、無職の新井真央容疑者(41)と妻の無職綾香容疑者(22)を保護責任者遺棄の容疑で逮捕しました。真央容疑者は容疑を否認しているそうですが、綾香容疑者は認めて「大事にしてやれなかった」と供述。長男は同日朝に死亡して見つかり、体重は生後8か月の乳児の平均の半分ほどの4キロしかなかったそうです。県警は同致死容疑も視野に入れているそうです。
発表では、両容疑者は2月中旬から3月2日までのあいだ、長男が衰弱しているのを知りながら、医師の診断を受けさせたり、看護したりせず、放置した疑いがもたれています。放置の開始時期については供述から判断したということです。2日午前8時ごろ、真央容疑者から「子供が冷たくなっている」と119番。10分後呉市消防局の救急隊が駆け付けましたが、長男が死亡していたため、県警に通報したそうです。県警は今日、司法解剖を行い詳しい死因を調べるということです。
県警によると、捜査員が到着した際、長男は布団にあおむけに寝かされていたそうです。身長は65㎝で平均に近いそうなんですが、肋骨が浮き出るほど痩せ細っていたということです。
またしても幼い子供が犠牲になる事件が起きてしまいましたね。この両親は二人とも無職だったということですが、ということは生活保護を受けていたのではないかと思います。子どもを育てていくだけの力がないのであれば、はじめから子供が生まれるようなことをするなと言いたいです。そして、衰弱していっているというのを知りながら放置するくらいなら、乳児院に預けるなど、もっと死亡するまでの間に手立てがあったはずです。なぜそのようなことをしなかったのかは、私にはわかりませんが、8か月の頃というと、表情も豊かになり、かわいらしさがあふれ出すころですよ。なぜこのような幼い命を平気で奪うことができるのか、私には理解できません。何度も言っていますが、子供の命を奪ったやつは、どんな理由があるにせよ、重大犯罪です。情状酌量の余地があるとか、そういう甘い刑罰を考慮せずに、重いペナルティーを科すべきです。
