はやぶさ2、予定軌道へ投入成功

　宇宙航空研究機構（JAXA)は14日、小惑星探査機「はやぶさ2」が撮影した地球の写真を公開しました。写っている写真を見ると、南極大陸とオーストラリア大陸が見えますので、南極上空を通過するときに写したのではないかと思いますが、高性能カメラで写した地球の姿は美しいですね。

　JAXAによると、はやぶさ2は目標の小惑星リュウグウに向かう軌道に入ることに成功し、順調に飛行を続けているということです。

　はやぶさ２は地球の重力と公転を利用して加速し、針路を変える『スイングバイ航法』を3日に実施。その後の詳しいデータ解析により、目標の小惑星に向かっていることが確認されました。

この前の金星の周回軌道投入に成功したあかつきに次ぐ快挙ですが、果たして今回のサンプルリターン計画はうまく成功するのか、楽しみですね。予定では2017年にリュウグウに接近し、2020年の帰還を目指すということです。今回もはやぶさのような、感動を与えてくれるのでしょうか。そしてどのような発見があるのか、またどのような新たな謎が浮かび上がってくるのか、2020年の帰還を心待ちにしたいと思います。