sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

卒業

 もうすぐ卒業式のシーズンを迎えますね。私の姉の家でも甥っ子が高校を卒業し、姪っ子が中学を卒業します。受験生が二人もいるので、家の中はけっこう張り詰めた空気が漂っているのかもしれませんね。そんな卒業を控えた皆さんに贈るのが、尾崎豊さんが残した卒業です。この曲はどちらかと言うと、親や教師に対する反骨心や反抗心と言うものが歌われていますが、大人になって改めて聴いてみると、自分にも親に反抗してた時ってあったなぁ~と懐かしく思い出す私です。この曲がリリースされたとき、中学・高校生だった人には懐かしく聴こえるんじゃないでしょうか。
 
卒業
作詞 尾崎 豊 作曲 尾崎 豊 編曲 西本 彰
 
校舎の影 芝生の上 吸い込まれる空
幻とリアルな気持 感じていた
チャイムが鳴り 教室のいつもの席に座り
何に従い 従うべきか 考えていた
ざわめく心 今 俺にあるものは
意味なく思えて とまどっていた
 
放課後 街ふらつき 俺達は風の中
孤独 瞳にうかべ 寂しく歩いた
笑い声とため息の飽和した店で
ピンボールのハイスコアー 競いあった
退屈な心 刺激さえあれば
なんでも大げさにしゃべり続けた
 
行儀よくまじめなんて 出来やしなかった
夜の校舎 窓ガラス壊してまわった
逆らい続け あがき続けた 早く自由になりたかった
信じられぬ大人との争いの中で
許しあい いったい何 解りあえただろう
うんざりしながら それでも過した
ひとつだけ解ってたこと
この支配からの 卒業
 
誰かの喧嘩の話に みんな熱くなり
自分がどれだけ強いか 知りたかった
力だけが必要だと 頑なに信じて
従うとは負けることと言いきかした
友達にさえ 強がって見せた
時には誰かを傷つけても
 
やがて誰も恋に落ちて愛の言葉と
理想の愛 それだけに心 奪われた
生きるために計算高くなれと言うが
人を愛すまっすぐさを強く信じた
大切なのは何 愛することと
生きる為にすることの区別迷った
 
行儀よくまじめなんてクソくらえと思った
夜の校舎 窓ガラス壊してまわった
逆らい続け あがき続けた 早く自由になりたかった
信じられぬ大人との争いの中で
許しあい いったい何 解りあえただろう
うんざりしながら それでも過した
ひとつだけ 解ってたこと
この支配からの卒業
 
卒業して いったい何 解るというのか
想い出のほかに 何が残るというのか
人は誰も縛られた かよわき子羊ならば
先生あなたは かよわき大人の代弁者なのか
俺達の怒り どこへ向かうべきなのか
これからは 何が俺を縛りつけるだろう
あと何度 自分自身 卒業すれば
本当の自分に たどりつけるだろう
 
仕組まれた自由に 誰も気付かずに
あがいた日々も終わる
この支配からの卒業
闘いからの 卒業
 
私自身も経験があるんですが、自分自身を上手く表現できないもどかしさや、意味もなく反抗してたあの頃。今から考えればほんの些細なことで親と対立して、喧嘩までしてた頃、今になって思い出すと、俺もよく反抗してたなぁと思います。でも、こういう反抗期を通り過ぎて、やんちゃしてみんな大人になって行くんですね。
 この曲がリリースされた頃は、校内暴力が社会問題化していた頃で、尾崎豊さんの曲を聞いてはいけないという通達まで出す学校もあったとか。でも、今こうやって聴いてみると、尾崎さんのピュアな心が伝わってくるような、そんな気がします