sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

高学歴が、山口県の人口減を招く?

 地方都市はどこも少子高齢化が進んで、人口の現象が止まらないというのは、共通した悩みとなっているようですが、今日の新聞に高学歴化が山口県内の人口減少を招くという記事が掲載されていました。山口県内は製造業が多く、高学歴社会が続けば、山口県内で生まれる子供の数は60年後には今の3割になるという報告がなされたそうです。「若者流出の主体は、圧倒的に大卒者」と山口経済研究所が分析し、大卒者にも魅力ある本社機能や開発拠点を呼び込まない限り、「早晩、山口県の人口は激減する」と警鐘を鳴らしています。
 リポートは学校基本調査・国勢調査などをもとに人口の移動分析をしたそうです。
 25歳から39歳の男性の最終学歴は大学・大学院卒が29.1%なのに対し、全国い平均は37.1%。山口県内では働き盛りの世代に大学・大学院卒の人が少なくなっているようですこれは、就職前の進学の時点で県外流出が顕著になっている事情があるようです。2013年春を例にとると、県内の高校を出て、大学に進むのは5700人で、大半が県外の大学に進学するそうです。他見から山口県の大学に来る若者もいますが、大学進学の時点で1300人が県外に流出する計算だそうです。さらに山口県の22歳から23歳は年500人規模で減少しています。大学卒業後、県外で就職する人数のほうが、Uターン組よりも多いといえそうな状態だそうです。一方、高卒就職者では、県外流出は300人にとどまるということだそうです。
 山口県は、製造業が多く、工場で働く人の割合は全国平均よりも高い一方で、事務職やサービス業・専門的な技術職など、大学・大学院卒に魅力的とされる仕事につく人の割合は全国平均を下回っているそうです。
 
私は今、自動車工場の中で働いていますが、確かに大学卒や大学院卒で入社した人の数は、本当に数えるほどしかいないですね。それに、大学生にとって魅力的な仕事場が中々ないというのも、不利に働いているようです。やっぱり色んな仕事が選べるような県にしていかないと、このままでは山口県そのものの存続が危うくなるんじゃないでしょうか。