今から69年前の昭和20年8月6日午前8時15分、広島に一発の爆弾が投下されました。その爆弾は広島市の、今の原爆ドーム付近の上空で炸裂し、一瞬のうちに何十万人もの命を奪い去りました。そう人類が初めて経験した原子爆弾投下の瞬間です。広島は人類史上初めて核兵器が使われた街となり、広島の街は今後50年は草木も生えないだろうといわれました。しかし、涙ぐましい努力の結果、今では見事に復興を遂げて平和都市として発展してきました。
今日の原爆死没者追悼祈念式典は雨の中で行われましたが、私は、改めて世界各国の首脳に訴えたいのは、一度広島そして8月9日に同じく原爆を投下された長崎を見に来てほしいということです。そして、広島・長崎で起こった原爆の悲惨な光景を見て、それでも核兵器を持ちたいと思いますか?と問いかけてみたいです。