sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

浦和レッズの無観客試合

 先日行われた浦和レッドダイヤモンズVS清水エスパルスの試合。この試合は前節に行われたレッズVSサガン鳥栖戦の試合で、レッズのサポーターがジャパニーズオンリーという、外国人を排除するかのような、差別的な横断幕を掲げたとして、Jリーグ史上初めてとなる、無観客試合で行われました。普段なら大勢の観客やサポーターで賑わう会場も、選手の掛け声とボールを蹴る音とジャッジの笛しか響かない試合となりました。
 このジャパニーズオンリーという横断幕を掲げたサポーターが、どういう意味をこめて、この横断幕を掲げたのかはわかりませんが、外国人選手や観客を排除しようという意図があったのであれば残念でなりません。サッカーにしろ、他のスポーツにしろ、外国人選手も参加して一つのチームを形成しているわけであって、Jリーグで活躍して言う外国人選手から日本人が学んだテクニックや、メンタル面など多くのことがあるはずです。今のように日本代表チームがワールドカップに出場できるようになったのも、外国人選手のテクニックを目の前でじかに見ることができた影響も大きいと思います。
 そして、スポーツの場において個人的な主張や政治的な主張はあっては成らないことではないかと思います。そのいい例がロンドンオリンピックサッカー3位決定戦の日本VS韓国戦ではないでしょうか。この試合では、終了後韓国人選手が「竹島は韓国の領土」という主張を行って国際的なバッシングを浴びました。それはオリンピックを政治的主張の場にしてはならないというオリンピック憲章に違反する行為だったからです。
 これと同じで、今回の事件も個人的な主張を行うことで、自分の考えを示そうとしたんだと思いますが、このようなことはスポーツの場では行うべきではないと思います。この影響で、まじめに、熱心にチームを応援しているほかのサポーターまでもが迷惑を被る結果となってしまったのは残念ですし、球団にも多大な損害と信頼の失墜を招いたのも事実です。私たちは選手たちが一生懸命プレイしているのを礼節をきちんとわきまえて応援するのが、本当のファンだと思います。なんか後味のものすごく悪い試合でしたね。
 今後はこのようなことが、どのスポーツにも起こらないことを祈るばかりです