今日の新聞の社会面に、北朝鮮国内で行われている非人道性なことについて記述されていました。この記事は、北朝鮮を脱出した脱北者の証言によってかかれたもので、北朝鮮で行われている人権抑圧・思想教育の実態が浮かんできます。昨年末、北朝鮮の実質的ナンバー2の座にあったチャン・ソンテク氏の粛清が明るみになって以降、特に取り上げられることが増えたような感じもしますが、北朝鮮国内では政治犯とみなされると、本人はもとより、家族や身内まで収容所送りになるそうです。そして、ほとんどの場合その収容所からは出られずに、過酷な重労働を強いられることが多く、女・子供関係なく働かされるそうです。そして運よく収容所から出ることができても、厳しいかん口令が敷かれて、収容所内での出来事を口にすることを厳しく禁じられているそうです。
北朝鮮としては、今の国家体制を維持していくために、少しでも国家にとって都合が悪くなった人物や危険人物とみなされると、このような厳しい現実が待っており、命を落とす人も多いようです。
そして、北朝鮮は国民に対しては、日々の暮らしもままならないような状態にさせてい置きながら、軍事費には巨額を投じる・核開発を推し進める・ミサイルを打ち上げるなどの国民の命を軽視する行動が数多く見られます。このような国に生まれて、果たして国民は本当に幸せなんでしょうか。北朝鮮の正式名称「朝鮮民主主義人民共和国」と民主主義をうたっていますが、この国では民主主義というのは名ばかりなんでしょうね。他の国なら、北朝鮮のような国家体制に対して、国民の怒りが爆発するところではないかと思います。
