sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

ゴーストライター

 この前から新聞紙上をにぎわしている佐村河内 守さんの作曲問題。自分で作曲したものではなく、新垣氏という人が作曲していたということだそうですが、なんか、偽装もここまで来たのか~という感じがしました。今回の問題、プレゼンテーションと比較して報道されてますが、たとえばオリンピックの招致活動で、東京が立候補して開催権を獲得した2020年オリンピック。イギリスのプレゼンターが原稿を書いて、身振り手振りプレゼンテーションの方法を指南したというのはよく知られています。それが功を奏して東京に決まったわけですが、こういったプレゼンテーションは自分や地元のPRによく使われるほか、企業活動でもごく当たり前に行われています。それは自分のアピールポイントをどのように主張するのか、そういったことも絡んできて、プレゼンテーションの場では非常に重要なことです。
 しかし、今回の問題は他人が作曲したのを自分で作曲したというふうにして曲を発表していたわけで、自分が思い描いていた曲と、実際に完成した曲とは、微妙なずれみたいなのもあったんじゃないでしょうか。
 例えば私がこのブログの書き込みを誰かにを頼んで、それを自分が書き込んだブログとして投稿したとします。確かにブログの名前ではさくら542号と表示されますが、第三者が書き込んだ記事には、私の思っていることや、感じていること、考えていることとは違う書き込みになってしまい、そこに私の考えなどは反映されません、それは、自分のブログであるけれど自分の考えなどが反映されないことになってしまうわけで、それを読んだほかのブロガーさんに私という人間が、まったく別人格の人物像に写ってしまうことだってあるわけです。
 それは音楽の場合でも一緒じゃないかと思います。音楽も自分の表現したいことを音で表現しているのであって、曲を作るのに他人が作った曲を自分が作曲したとして発表して、その曲をダウンロードしたり、CDを買った人に対して嘘をつくことになってしまうのではないかと思います。
 何も他人が作曲した曲を自分が作曲したとして発表しなくても、自分自身が渾身の力をこめて作曲したのであれば、共感してくれる人はいるわけで、今回のことは、音楽大好き人間として残念に思います。
 また、マスコミも、佐村河内さんが耳が聞こえない全聾であるということで、現代のベートーベンとして騒ぎすぎたんじゃないかと思います。全聾の人でも、優れた技術を持っている人はたくさんいるわけで、何も佐村河内さんだけが特別な存在じゃないと思います。日本のマスコミというのは何を報道するにも、大騒ぎしすぎです。もっと多角的に物事を捉えてほしい。私はそう願いますが、皆さんの意見はどうでしょう