強い台風27号・28号接近中

　みなさん、台風が接近していますが、対策は済んでますか？強い台風27号と28号が接近中で、特に27号は沖縄県の大東島地方を暴風域に巻き込みながら、次第にコースを東よりに変えるとみられ、先日の台風26号で大きな被害が出た伊豆大島にもかなり接近するという予報が出ています。この台風、山口県地方にも影響しそうで、台風の北側にある前線を刺激して、大雨をもたらす可能性があるということで、7月28日の豪雨災害の被害を受けた地区でも厳重な警戒態勢がとられているようです。早く台風が過ぎ去ってくれるのを祈るばかりですが、台風28号の影響もあって、今後の進路予報がつきにくいそうです。今、山口県中部はしとしとと雨が降り続いていますが、明日の午前中にかけて強い雨が降る予報が出ていますので、注意が必要です。

　一方で、台風26号で大きな被害が出た伊豆大島では死者が29人・行方不明者が16人に上り、懸命の捜索活動が続けられていますが、台風の接近に伴い2時被害が出る恐れもあるため、雨の降り方を見ながらの活動が続いています。

　今回の伊豆大島での大雨被害に対して、気象庁は特別警報を発令しませんでした。都道府県単位での発令が基本だそうで、局所的な豪雨などの場合は発令基準を満たさないために発令しなかったそうですが、私は普段気象台が発表する地域ごと（たとえば山口県の場合、県東部・県中部・県西部・県北部といった具合）に発令するように改めてはどうかと思います。相すればどこの地域で危険が差し迫っているのか、緊急避難が必要なのかがより明確になって、わかりやすいと思います。今後気象庁は発令基準をどうするのか、検討するそうですが、せっかく始まった特別警報の発令をより多くの人命救助に役立つ方向に持っていってほしいと思います。