あの猟奇的な事件はなぜ起こったのか、どのようなことが起こっていたのかが、事件にかかわった被告人や関係者の証言からくわしく放送されていました。この事件のきっかけは隅田被告の遠縁にあたる親戚の葬儀のときからだと言います。このとき、隅田被告は葬儀のやり方が気に入らないなどと因縁をつけて、関係者を集めて遺骨をどうするのかなどでもめたそうです。このときに支配する側と支配される側に分かれていったようです。それから、次第にエスカレートしていって、多数の不審な死を遂げた親戚が多数出る事件へと発展して言ったようです。
再現ドラマでは烏丸せつこさんが隅田美代子役をやってましたが、あまりにも雰囲気がそっくりで、こんなことが行われていたんだと思わず見入ってしまいました。烏丸さんも役になりきるという点で、迫真の演技だったと思います。
私は今回の再現ドラマを見て思ったのが、人間鬼になろうと思えば、あそこまで鬼になれるんだということです。まさに隅田美代子は鬼畜とも言うべき存在だったと思います。そして、何も語らずに留置場で自殺して、何があそこまでかきたてたのかを一切はなしていません。それはあれだけの被害者を出しておきながら、自殺という手段を使って逃げるというあまりにも卑怯な手口です。今後、事件にかかわった関係者の証言で、事件の真相はある程度明らかになると思いますが、隅田美代子に対して言いたいのは、同じ自殺するんだったらことの真相をすべて話してからにしろよといいたいです。
