この前のバレンタインにチョコを送った人、もらった人それぞれあったかと思います。そのチョコレートは。カカオ豆からできているという事は知っている人は多いと思います。しかしそのカカオ豆の産地であるアフリカの国々にある農園で働く子供たちは、自分が収穫しているカカオ豆がどのような食べ物になるか知らずに働いているといいます。本来なら学校に通わなければならない年齢の子供たちが安い賃金で朝早くから夜まで農園で水やりや収穫作業などを行っているそうです。農園の経営者は利益を出すには安い賃金で子供たちを働かせないと儲からないと口をそろえて言うのだそうです。大人を雇うとそれなりの賃金を支払わなければならないからです。安い賃金で働かされて、学校にも通えず黙々と働く姿をテレビのドキュメンタリー番組で見たことがあるんですが、それならば原材料を輸入している世界各地の製菓会社が基金を募ってこれらの国々の農園で働く子供たちに学校に通えるような資金提供をしてはどうかと思います。チョコレートを作って儲けるために大人の事情･国の事情が間に挟まっているというのは考えもしなかった現実です。その事情に子供たちが利用されているのがなんともやるせない気持ちになりました。
私たちはおいしいチョコレートをお金を出せば簡単に手に入れることができますが、その裏で毎日生活の糧を得るために一生懸命働いている子供たちがいるということを忘れないようにしなければいけないと思ったバレンタインデーでした。
せめて、チョコレートを食べるときはカカオ豆の農園で働く子供たちのことを頭に考えて食べるようにしようと思います。
