近代オリンピックが始まって以来、ずっとオリンピックの競技種目として行われていたレスリング。このレスリングが2020年オリンピックから競技種目から外れる可能性が濃厚となったそうです。これはIOCがスイスのローザンヌで開いた理事会で決めたそうです。レスリングといえば日本がコンスタントにメダルを獲得してきた種目で、まさに日本のお家芸とも言える競技です。2004年アテネ大会から女子も採用され、55キロ級の吉田沙保里選手・63キロ級の伊調馨選手はオリンピック3連覇を達成するなど日本勢の活躍が目立つ競技です。なぜオリンピックの競技種目からはずされなければならないのかいまいちその理由がはっきりとわかりません。IOCはロンドンオリンピックで実施した26の中核競技を25に減らす方針を決めていたそうですが、その減らさなければならない理由も私たちにはよく伝わってきません。一般には肥大化したオリンピックのスリム化を図るのが大きな目的だといわれますが、それならゴルフと7人制ラグビーをなぜ実施することに決めたのか矛盾を感じます。