sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

JOCの暴力パワハラ調査

 JOCが昨日、加盟各競技団体に暴力やパワハラに関する調査結果を公表しましたね。暴力はなかったという結果が公表されましたが、2日間での調査・公表にどれだけの正確性があるのか疑問符が着くと思うのは私だけでしょうか。暴力行為が柔道女子選手の間から公にされて何日か過ぎましたが、私は柔道女子だけの問題ではないと考えてます。スポーツ選手なら勝ちたい、いい成績を残したいというのは誰でも持っていると思いますが、暴力行為によって心に残るのは相手を憎む心・うらむ心だけです。
 体罰を加えることによって選手を発奮させるというのは、一時的には効果が上がっても長続きしないというのが専門家の間での共通した見方です。この前近代的な指導方法を改めるには、選手自身が今回のように声をあげるということも必要になってくるのではないかと思います。もちろん、こういった行動を起こした選手のプライバシーを確実に保護しての上での話しですが。
 私自身、小学校6年生のときにクラスメイトからいわれのないいじめを受けて、情け容赦ない暴力も受けてきました。そのクラスメイトによって受けた暴力によって私はふるさとの大阪から離れなくてはならなくなり、相手に対する恨みや憎しみは増すばかりでした。暴力に耐え抜いただけの精神力を与えられたという意見もあると思いますが、そんなもの、いじめる側の都合のいい言い訳です。これと同じで、暴力的行為を受けて指導しても選手のやる気をそいでしまい、有望な選手がどんどんつぶされてしまうのではないかと思います。暴力行為に生き残った選手の裏で、どれだけの選手が脱落していったかを考えると、非常に大きな問題だと思います。オリンピック憲章にもあるように、優勝することよりも参加することに意義がある。どの選手もおりんぴくなどの大きな大会に出られるわけじゃありませんが、みんながそれぞれの目標に向かってがんばれるような環境を指導する側は与えてあげて欲しいと思います。