sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

いじめ対策

今日の毎日新聞の社会面に一昨日から特集でいじめに関する記事が掲載されてました。今日はいじめの掘り起こしに懸命に努力する先生のことがかかれてました。例えば給食を一人で食べていないか、休み時間にトイレや図書室に避難していないかなど、担任の先生や部活動の顧問の先生が目を光らせている。愛知県一宮市立今伊勢中学校の取り組みが紹介されてました。この学校には毎月一回「一日観察日」と言うのがあるそうです。実施日は生徒には知らせず、観察するのは毎月実施する2種類のいじめアンケートを空白のまま出したり「いじめられている」と名前の上がった生徒だそうです。教室や廊下で生徒に目配りをしていじめにあっていても声を出せない生徒に複数の先生がアンテナを張っているのだそうです。この学校の校長先生は「全教員が子供の情報を共有することが、いじめ発見に必要」だといっているそうですが、まさしくそのとおりだと思います。ある小学校の先生は「加害児童は教師や保護者の見えるところではいじめない。被害児童は親や先生に知られるのが恥ずかしくて隠そうとする」と話しています。そのほか、みんなに心配をかけたくないという理由もあると思いますが、今伊勢中学校はいじめに気づく環境作りに学校全体で取り組んでいるそうです。
 いじめを多く発見して解決していくのは大切だと思いますが、それでも多くのいじめが各地で発生しているのは状況が改善していないと言う証拠でもあると熊本県の県教委の担当者の方は話されているそうです。熊本県では2006年に文科省宛のハガキに「いつもいじめられてます。だから死にます」とか書かれたはがきが熊本県から投函されたのを重く見て、小中高で無記名でアンケートを開始、06年度のいじめ認知件数は05年度の125倍の11205件で1000人あたりで全国最多。今回の緊急調査でも7番目に多い17,8人に上ったそうです。
 学校と言う場所でいじめを減らすにはどうしたらいいのか、と言うのを考えたとき、大津市の中学生が自殺した事件が明るみに出たとき、学校はその事実を隠蔽しようとしましたが、それでは学校が真剣にいじめに向き合っていないと言うことになってしまいます。学校は校内の風通しを良くすること、そしていじめが明るみになったとき学校は隠そうとせず、すべてを明らかにすること。そういった取り組みが必要だと思います。そして保護者である私たちも積極的に学校と係わりを持って少しでもいじめにつながるような細かな変化に気づくように努力をすること。マスコミもいじめ問題を取り上げるのを一時だけでなく、常に学校の取り組みなどを紹介するなどの行動が必要だと思います。