sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

母子無理心中「いじめ原因」

 昨年11月、仙台市泉区で母親と小学2年生の女児の無理心中とみられる事件があり、父親が21日、同市教育委員会の第三者委員会による調査を求める要望書を提出しました。父親は「長女は学校でいじめを受け、相談を受けた学校も対応を怠った」と訴えています。
 父親によると、長女は小学1年生だった昨年3月ごろから、同級生に仲間外れにされる、叩かれそうになるなどのいじめを受けていたそうです。学校は「いじめがあったという事実を基に、マニュアルにのっとって対応する」と返答しましたが、対応は進まず、長女は精神的に不安定になり、母親も体調を崩したそうです。
 長女は昨年8月ごろ、文中で6度も「しにたいよ」と訴える手紙を両親宛てに書き、「わるいことしかないよ」「いじめられてなにもいいことないよ」などとともしたためていたそうです。2人は昨年11月29日、自宅で死亡しているところを父親が発見しました。県警泉署は母親が長女の首を絞めた後に自殺した無理心中の可能性があるとみて捜査しています。
 取材に対して父親は「何十回といじめについて相談したが、対応してもらえず絶望していた」時折涙をこらえながら訴えたそうです。佐々木洋教育長は「事案は重く受け止めている。しっかりと調査し事実関係の把握に努める」とコメントしていますが、学校が虐めを認定し、対応していたかどうかは明らかにしていません。
 
 いじめが原因の無理心中…。恐らくお母さんも娘さんも、将来に明るい未来が展望できなくて、絶望して心中を図ったのではないかと思います。きっと辛く苦しい事だったのではないかと思います。
 虐めは例えどんな理由があったとしても許されるものではありません。それは親が子供に対してきちんと教えて行かないといけないことです。自分がされて嫌なことは、絶対に他人にもしないこと。これが一番大事なんですが、いじめ加害者や、その保護者には完全にその視点が欠けているんですよね。他人の辛い思いをおもんぱかることができない…。
 そして学校も何度も対応をしてほしいという訴えがあったにもかかわらず、対応がなされていなかったというのは、ハッキリ言って職務怠慢ですよ。2年生の小さな子供が「死にたい」などと訴えるのは、尋常じゃないですよ。恐らく学校でも教師にそのような言葉を発していたはずです。その小さな声に対して、どんな対応をしたのか、いじめ防止を図るうえでどのような方針だったのか、きちんと検証する必要がされるべきですね。
 それと、辛いというのは、私も経験者なのでよくわかるんですが、どうにかして生きるという道を選択してほしかったな…。小さな大切な命が虐めによって奪われてしまったことが残念でなりません。