昨日の新聞の新刊書の紹介コーナーに掲載されていた広告の中に、気になる一冊を見つけました。著者は天咲心良さん。自閉症を抱えた彼女の半生を書き記した、自伝小説なんですが、私も自閉症を抱えた息子と生活をしていますので、どの様なことが書かれてあるのか、興味がわいたので、姉が書店に勤めているので、姉にラインで予約を頼んでおきました。
ネットで調べてみたら、何やら壮絶な過去が書き記されており、辛いことも数多く経験されてきたそうです。詳しい事はまだ私も読んでいないので、わからないんですが、自閉症特有の悩みや不安・そう言ったことも書かれているのかなって思います。
今は、小学生編と思春期編が発売中で、残りの一作はまた後日発売されるそうです。
彼女は、大人になってから自閉症と診断されたそうで、小学生や思春期の頃は、「変わった子」「変な子」という好奇な目で見られ、激しいいじめにもあったそうです。その事を聞いて私は中学生の時に同級生だった、重度の自閉症を抱えた「たっちゃん」という男の子とを思い出したんですが、たっちゃんも、激しい暴力を伴ういじめを受けており、私はたっちゃんに対してなるべくいじめに遭わなくて済むように、私のそばにいるようにさせていました。私自身、その当時虐めの辛い後遺症に苦しんでいた時期でしたから、いじめられる苦しみは誰よりも身をもって知っていたので、ほってはおけなかったんです。
しかし、私も学校に行っている間、ずっとたっちゃんと一緒にいるわけにもいかず、私がいない時を見計らって、危害を加えている奴らは暴力をふるっていました。私は逐一担任の先生や身近にいる先生に通報していました。なので危害を加えている奴らからは「チクリ魔」と思われていたようです。
中学を卒業してからは、たっちゃんとは会わなくなりましたが、今どうしているのか、この本のことを見て、ふと思い出した私です。いじめを受けたことがトラウマになってなければいいんですが…。
