sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

大阪都構想実現せず

 橋下大阪市長が積極的に推し進めていた大阪都構想。昨日、その賛否を問う住民投票が、大阪市民を対象に行われ、反対が705585票・賛成が694844票で、反対が賛成を上回り、大坂都構想は否決されました。これで大阪市の存続が決まり、橋下大阪市長は今年12月の任期満了に伴い、政界から引退すると発表しました。
 この大坂都構想は、大阪市を解体して5つの特別区を設ける統治機構改革で、大阪市がになう事務のうち、広域行政は大阪府に移管する。制度案によると、公選制の区長、区議会を置く人口34万~69万人規模の特別区が福祉、教育などの住民サービスを行い、成長戦略や産業政策は府に一元化する。と言うものでした。大阪府大阪市の二重行政を解消するというのが目的だったようですが、私から見ると、なぜ今まで二重行政が解消できなかったのか、なぜ今頃になって大阪都を設置する必要があるのか、いまいち理解できなかったというのが正直な気持です。私が大坂市民だったら、なんかよくわからないまま、推し進められたような感じがするので、反対票を投じていただろうなぁと思います。
 ただ、この大坂都構想は、今後の行政のあり方に一石を投じたという点では、評価してもいいのかなと思います。今後は都道府県の枠を超えて、道州制の導入も論議されるかと思いますが、日本の統治機構のあり方が問われている。そう思う私です。まぁ、私としては、なじみの深い大阪市の名前が残るということで、めでたしめでたしって感じです。