昨日、投開票が行われた第48回衆議院議員選挙。終わってみれば、自民・公明両党の連立政権を組む与党側の圧勝でしたね。自民党だけで過半数以上の議席を獲得し、改憲派の野党と合わせて、改憲に必要な2/3以上の議席を獲得し、今後憲法改正などが議論されるものと思われます。
わが山口県でも、4つある選挙区すべてで自民党議員が当選し、議席を独占しました。中には10回連続当選とか、安倍総理のように9回連続当選とか、そういうことも報道されていますが、ハッキリ言って、あまりにも多選が続きすぎてマンネリ化しているようにも感じます。
今回の選挙は自民・公明党の圧勝という形で終わりましたが、こうなったのは野党側の自爆にあると思います。小池東京都知事が希望の党を結成して、それに民進党の前原代表が合流する形をとりましたが、小池氏は自分たちの政策理念に合致しないものは排除すると言って、全員の入党を認めなかったため、強権的だと有権者に見られて、思った以上に議席を伸ばすことが出来ず、民進党から分かれた立憲民主党がその受け皿となりましたが、与党側との対決軸となり得る野党勢力が不在だったために、自民・公明党の圧勝となったという感が強いです。政治は与野党が切磋琢磨して政策を競い合って、国民の生活をより良いものにするものであって、一強政治が決していいとは思えません。今後もまだまだ安倍一強政治が続くと思いますが、欧米みたいに、2大政党制が定着するのは、日本では難しいのかもしれませんね。