今日は8月31日。長かった夏休みが終わり、月曜日からは多くの学校で2学期が始まります。久しぶりに友達と再会できて喜ぶ子供もいるでしょうし、逆に精神的に苦しみを抱えて気分が重たい子供もいることと思います。私も小学6年生の時の8月31日は、自分がいじめの被害に遭っていたこともあって、9月1日を迎えるのが苦痛でたまりませんでした。できれば学校に行きたくない。このままずっと夏休みが続いて欲しい。そう思っていました。親や友達に心配をかけたくないという思いから自分の心の中にある辛い思いに無理やり蓋をして学校に行ってましたが、心に蓋をして無理やり学校に行くというのは、自分が思っていた以上に精神的に大はプレッシャーがかかっていて、耐えきれなくなって自殺未遂を起こしましたが、今、私がこういった辛い思いを抱えながら学校に通っている子供たちに伝えたいのは、心がしんどい時は、無理に学校に行かなくてもいいんだよ。逃げることは決して恥ずかしい事でも、いけないことでもないんだよと言う事です。辛い気持ちに無理やり蓋をして学校に通って心も体もボロボロになるよりも、自分の心が落ち着ける安全な場所で心を休めることも大事です。
2学期が始まる前後は子供の自殺が増える傾向にあると言います。今ではフリースクールなど、学校以外でも勉強できるところはたくさんありますし、いくらでもやり直しはききます。でも自殺してしまったら、もうそれで自分の人生が終わってしまうばかりでなく、家族や友人にも大きな悲しみを残すことになります。
また、大人も子供が学校に行くのをためらっているときは、何らかの問題を抱え込んでしまっている場合がほとんどです。なので、子供の声に真摯に耳を傾けてあげてください。そして、一緒に解決策を考えてあげてください。私の場合はいじめから逃れるために、小学校を卒業すると同時に、大阪を離れて山口に引っ越すという選択肢を親が選択してくれて、そのおかげで今の自分があります。私があのまま大阪にとどまり続けていたら、中学に上がってもいじめが続いて、本当に自殺していたのではないかと思います。子供の命を救うためにも、逃げるということも考えてあげてください。どうか子供たちみんなに安心して日々の暮らしが送れる環境が整うことを願うばかりです。
