川崎市多摩区登戸で起きた、カリタス小学校の児童とその保護者が襲撃された通り魔事件から1週間が過ぎました。犠牲になった栗林華子さんと小山智史さんのご冥福と、被害に遭った児童や保護者達の一日も早い回復を祈念しての祈りがささげられています。この事件で大きく議論がなされているのが「自殺をするのに他人を巻き込むな・死にたければ一人で死ね」という言葉。確かに自殺する側から見れば、それなりの理由があって、社会に対する怨念や苦しみなどもあるのではないかと思います。私も正直辛い事や苦しいこと、逃げ出したいことなどがあったとき、「このまま死んでしまったら楽になれるのかもなぁ」と思うときもあります。ただ、こういう時でも理性というのは会って、「他人を道連れにしよう」という思いというか、考えは持ったことがないです。なので、この岩崎隆一容疑者がなぜ自殺するのに、他人を巻き添えにしたのかはわかりません。ただ、こういうことを起こす前に何らかの手立てがなかったのかという思いもします。一緒に暮らしていた叔父や叔母とは今年の1月以降、全く口もきいていなかったということですが、叔父や叔母が専門の機関に相談していたら、解決の糸口が見えていたのかもしれません。