sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

ブラックホールの姿をとらえた

 おととい大きな話題になった、ブラックホールの姿をとらえたとされる画像。中心の黒い円を取り囲むように赤からオレンジに光るガスの光がとらえられていました。
 このブラックホールおとめ座にある楕円銀河、M87の中心に存在するブラックホールで、その質量は太陽の85億倍というモンスター級のブラックホールです。このブラックホールは、ハッブル宇宙望遠鏡の画像などから、中心部分からジェットが噴き出しているのが観測されており、ブラックホールが存在するというのは観測結果から分かっていましたが、その姿をとらえられたわけではありませんでした。
 今回、そのブラックホールの姿をどうやってとらえたのかというと、ブラックホール自体は光さえ脱出できないわけですから、当然可視光では見ることができません。どうやって観測したかというと、アメリカ・メキシコ・チリ・スペイン・南極・ハワイにある電波望遠鏡を使って同時にM87銀河を観測して、地球サイズの望遠鏡に匹敵する性能を持たせることで成功したものです。その性能は地球から月に置いたテニスボールを観測するくらいの性能だそうで、その性能は人間の視力の300万倍という超高性能な望遠鏡に匹敵します。
 そのブラックホールの画像を見たとき、私は「ブラックホールってやっぱり丸いんだ」と思いました。それまで、CGなどで見たことはありましたが、実際の画像として見たのは初めてで、化学大好き人間の私としてはやはり興奮しましたねぇ…。これから、どの様にしてこのような超巨大質量を持つブラックホールが形成されたのか、謎解きが始まると思いますが、どんな答えが見つかるのか楽しみです。