千葉県野田市の小学4年生、栗原心愛さん(10)が1月24日に自宅で死亡し両親が傷害容疑で逮捕された事件で、千葉地検は6日、団体職員の父親栗原勇一郎容疑者(41)を傷害致死罪、母なぎさ容疑者を傷害ほう助罪に切り替えてそれぞれ起訴しました、地検は亡くなる2日前からの暴行が死亡につながった判断しました。起訴状によりますと、勇一郎被告は1月22日午後10時ごろから、心愛さんに食事を与えず長時間立たせたり、肌着の実で暖房のない浴室に放置したりして十分な睡眠をとらせなかったということです。また1月24日午後1時ごろには浴室で水にぬれた肌着野茂を聞させて「5秒以内に服を脱げ。5・4・3・2・1」などと言って冷水を数回浴びせ、「シャワーで流せよ。お湯じゃないだろう」などと言ってさらに冷水を浴びせました。同4時ごろにはリビングの床にうつ伏せにして背中に座り両足を掴んで体を剃らせたともされています。さらに同9時50分ごろ、寝室に入ろうとする心愛さんに「なんでいるの。ダメだから。ちょっと来い」などと言って浴室に連れ込み、顔に冷水を浴びせ続けたとされています。そして飢餓状態や強いストレス状態になったことによるショックまたは致死性不整脈、溺死で死亡させたとされています。なぎさ被告は1月22日午後10時~24日午後9時50分ごろ、勇一郎被告の一連の暴行を制止せず、勇一郎容疑者の指示で心愛さんに食事を与えないなどの手助けをしたとされています。2人が再逮捕された、昨年末から年明けにかけての傷害容疑については、勇一郎容疑者を傷害罪で起訴。なぎさ被告を不起訴としました。地検はいずれも認否を明らかにしていません。