昨日、息子の通う就労移行支援事業所の臨時総会があり、将来息子が入所することになるグループホーム建設地が正式に決まり、総工費の概要や収支見通し、家賃などの説明がありました。
これまで土地取引や不動産会社や建設業者との面談や交渉、入所予定者との面談など、職員の皆さんは大変なご苦労をされてきました。それもひとえに事業所に通っている障害のある人たちが、安心して暮らせるようにとの施設職員の方々や、親御さんたちの熱い思いがあったからこそ実現できたものであり、感謝の念しかありません。
このグループホーム建設にあたってはごく一部に反対する人もいて、一度役員が全員解散するという事態に陥り、建設そのものが危ぶまれる状態になりかけたんですが、改めて役員を選び直し、私も役員の一人に加えていただいて、昨日の夜最終議決に諮られて、参加した役員全員の賛同が得られて、無事に建設工事に着手することが決まりました。
グループホームに入所させるということは当然お金が絡んでくることであり、それぞれ考え方が違うのも自然なことだと思います。しかし、皆が自分の意見だけを述べていたのでは、なかなか前に進むことは難しいと思います。中には心ない言葉を施設職員の方や、建設業者に浴びせた人もいるみたいで、それがグループホーム建設を危ぶまれる状態にまで陥った原因なんですが、昨日の臨時総会がに参加して思ったのが「私たちは、自分達がなかなか普段できない子供の世話をしていただいている立場であり、息子よりも確実に先に年老いて死んでいくことを考えたら、私がいなくなったあと、兄弟である次男に心配かけることなく、息子も気心の知れた仲間同士、安心して暮らしていける場を提供していかなくてはいけない。自分の目先の事ばかりにとらわれていてはいけない」ということでした。私がいなくなったあと、息子に何をしてやれるのか考えたときに、息子が明るく楽しく暮らしていける場を皆で協力していかないといけないと思いました。
一先ず一度は破談になりかけたグループホーム建設が決まってホッとしました。
