sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

沖縄の民意はどこに❔

 沖縄県の米軍日天満飛行場の移設・返還をめぐって、地元の沖縄県と、政府・与党との対立が激化する中、政府自民党沖縄県名護市辺野古の埋め立てに関して、土砂投入作業を開始しました。地元では激しい反発が起こっており、今まで以上に沖縄県中央政府との対立が激化するものとみられています。先の翁長知事の逝去によって行われた知事選でも辺野古への基地移設繁多を訴えた玉城デニー氏が当選し、中央政府と何度も会談の場を設けては、沖縄県民の思いを安倍総理や岩谷防衛大臣など、政権中枢の幹部に何度も伝えてきていますが、安倍総理は「沖縄県民に思いをはせる」などと言っていますが、実際に行われているのは、沖縄県民の民意を踏みにじる行為であり、これが日本の民主主義なのかという気がします。今の政権幹部には「沖縄に基地負担を押し付けておけばいい」という思惑が見え隠れするような、そんな気がします。私には「なぜ普天間飛行場の危険除去には、辺野古への移設しかない」のか、その理由が伝わってこないんです。新たに基地を作るのであれば、何も沖縄に作らなくても、人の住んでいない離島を整備して新たな基地を作ることだって出来るはずです。沖縄の人たちは、たぶん基地そのものを否定しているのではなくて、重い基地負担を何とかしてほしい。そう思っているのではないかと思います。日本の国土の0.6%しかない沖縄県に、日本の米軍の70%が集中している現状をどうにかしてほしい。そう訴えているのであって、米軍があることによって引き起こされる事件や事故に対して、米軍の軍人や軍属は日本の法律で裁けないという不条理な現実も踏まえての訴えなんだろうと思います。
 私は辺野古への移設を進める前に、2月24日に行われる県民投票の結果を待って、それで示された沖縄県民の民意を尊重する政策が必要なのではないかと思います。普天間飛行場の危険除去には辺野古への移設しかないというのであれば、その理由をきちんと説明しなければ沖縄県民は納得しないでしょう。日本政府としては、県民投票が行われる前に、辺野古の海を埋め立てて既成事実を作ったうえで、沖縄県民に対してあきらめさせようとしている風にしか見えません。まずは県民投票が行われる2月24日までは工事を中止して、投票結果を待つくらいの誠意を見せてもいいのではないでしょうか。
 また、米軍のこの問題に対して、アメリカ側はどのように考えているのか、アメリカ側の説明も求めなければいけないのではないでしょうか。私はアメリカ側は日本のどこかに基地があれば、別にどこだっていいと思っているような、そんな気がします。