2018-07-22 鉄道も、代替輸送路が必要なのでは? 鉄道&トラベル&ドライブ #練習用 西日本各地に大きな爪痕を残した西日本豪雨。鉄道各線も大きなダメージを受けて、特に中国地方を東西に結ぶ山陽本線の影響が深刻で、全線の復旧は11月ごろになるとか。山陽本線は地元住民の足としても重要であるだけでなく、貨物輸送のルートとしても、関西や関東と九州方面を結ぶ、重要な役目を果たしており、貨物輸送の面でも大きな影響が出ています。 東日本大震災の発災時、東北地方を南北に結ぶ東北本線が長期間にわたって、一部区間で運行が停止になったときも、首都圏と東北や北海道を結ぶ貨物輸送に大きな影響が出ましたが、この時は代替輸送路として、高崎線・上越線・信越本線・羽越本線・奥羽本線が代替輸送路としての機能を果たしました。 ところが、山陽本線の貨物の代替輸送路となると、山陰本線が多くの区間でJR貨物の第2種鉄道事業者としての免許が取り消されており、代替輸送路としての機能を果たすことができません。 私はこのような事態を避けるためにも、貨物の主要輸送ルートが不通になったときの、代替輸送路を整備・確保しておく必要があると思います。東海道本線が不通になったときの中央本線や関西本線、山陽本線が不通になったときの山陰本線・福知山線・播但線、鹿児島本線・肥薩オレンジ鉄道が不通になったときの日豊本線、室蘭本線・千歳線が不通になったときの函館本線(通称山線)など、万が一の事態に備えておく必要があることを、今回の豪雨災害はまざまざと見せつけたような気がします