今日は、太平洋戦争の中で、唯一地上戦が行われた沖縄において、組織的な戦闘行為が終わった日とされています。
この太平洋戦争で沖縄では県民の実に1/4に当たる人々が戦闘に巻き込まれて命を失いました。
私は今まで2度、沖縄戦最大の激戦地であった糸満市の摩文仁の丘を訪れたことがあります。摩文仁の丘にある平和祈念資料館では、ひめゆり学徒隊で日本軍と行動を共にしながら、助かった方が戦争の記憶を後世に伝えようと、語り部活動をされていました。銃弾が雨のように飛び交う中を逃げ惑った末に次々仲間を失っていった状況が私たちにもわかりやすいように説明をされていました。
そして、資料館の中にはアメリカ兵に見つからないように息をひそめながら潜伏していたガマでの生活の様子や、亡くなられた方々がどのような最期を遂げたのかなどが克明に記されていました。銃弾を顔面に受けて頭部が破壊された人、銃弾を何十発も食らって即死した人、集団自決を強制されて、自害した人など、実際に沖縄に行ってみないと分からないことがたくさんありました。