この事件当時、小学生が殺人事件を犯したということで世の中を震撼させましたが、もうあの事件から14年が経つのか…という気がします。
事件が起こった日である昨日、学校では命を見つける集会が行われたそうです。
小学6年生にもなると、思春期の入り口に差し掛かり、いろいろと葛藤や成長に合わせた悩みなども出てくる頃と思います。その成長に親や周りの大人がどのように接していくのがいいのか、考えさせられた事件であったような気がします。
誰にもたった一つしかない命。重い病気で生きたくても生きられない子供たちがいる一方で、このように同級生を殺してしまう児童もいる…。なぜ加害児童がそのような凶悪事件を引き起こすに至ったのか、そこを突き詰めていかないと、いつかまた、どこかで同じ悲劇が繰り返されるのではないか。私はそう思います。
自殺をしかけた私から今、学校に通っている皆さんに伝えたいのは、自分の命は大切です。それと同じくらい周りの人の命も大切です。ということ。自分の命も、周りの人の命も大切にできる・大切に思える大人になってください。一度人を殺してしまったら、ゲームのようにリセットはできません。一生人を殺したという重い十字架を背負って生きて行かなくてはなりません。いじめで被害者を自殺に追い込むのも一緒です。クラスの皆の人権を大切に思える人になってください。私からのお願いです。