sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

福知山線脱線事故・明日で13年

 福知山線塚口~尼崎間で2005年4月25日午前9時18分ごろに発生した脱線事故から明日で13年になります。この事故は手前の停車駅でオーバーランした快速電車が、遅れを取り戻そうと無理にスピードを上げて現場のカーブに差し掛かり、大幅な速度超過のためカーブを曲がり切れずに脱線し、線路わきに立っていたマンションに突っ込んで大破し、乗客106人と運転手が死亡し、555人が重軽傷を負った大惨事でしたが、この事故からもう13年も経つのか…。という気もします。
 あれから13年が経過し、刑事的な責任を問われた歴代のJR西日本の社長など、JR西日本の経営トップの裁判は罪に問えないという司法判断が下され、当時会長だった井出氏はいまだに被害者家族との面会には応じていません。刑事責任は問われなかったものの、歴代の経営側トップの道義的責任はあるはずで、当時会長だった井出氏が被害者の前に出て謝罪しないのは、私としては納得のいくものではありません。
 明日は慰霊式典が行われますが、JR西日本の経営側がどのような異例の言葉を述べるのか、注視したいと思います。
 この事故の教訓は本当に活かされているのか。昨年末ののぞみ号の台車亀裂問題は、新幹線としては初めて、重大インシデントに認定されました。異常を感知したら躊躇することなく列車を止める。そして遅れた責任を乗務員に負わせないなどの対策が行われてきたはずですが、それでもこの重大インシデントは起こってしまいました。
 各鉄道会社にお願いしたいのは、列車という乗り物は、大勢の命を乗せて走っているということを絶対に忘れないで欲しいということです。また、列車を利用する私たちも、多少の遅れは目をつむるなどの寛容さが必要ではないでしょうか。列車の乗務員がストレスを感じることなく、安全に列車を運行できるようにしていくことが、鉄道の安全を守っていく上で必要だと私は感じています。