アメリカのトランプ大統領が、イスラエルのテルアビブにあるアメリカ大使館をエルサレムに移転をすることを発表し、エルサレムをイスラエルの首都として認める決定をしました。
これにたいして、将来の国家建設時に首都とするとしているパレスチナ側は強く反発しており、パレスチナはもとより、中東諸国の反発も予想されます。
アメリカがイスラエルの首都をエルサレムとすることを認めたのかはわかりませんが、なぜわざわざ揉め事の火種になるようなことをしなければならないのか、理解に苦しみます。
エルサレムはユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地があり、宗派や宗教の違いから、いろいろと小競り合いが頻発している地域ですが、トランプ大統領の決定は、間違いなく中東情勢を不安定化させるのではないかと思います。
まずはイスラエルとパレスチナの双方が頭を付き合わせて話し合いをして、その上でエルサレムの帰属問題を解決してから、イスラエルの首都をテルアビブにするのか、エルサレムにするのか決めた方がよかったのではないかと思います。
今朝の報道では、パレスチナとイスラエル軍の衝突によって、二人が死亡したということですが、無用な衝突・流血を避けるためにも、今回の決定は取り消した方が賢明だと私は思いますが…。