京都府亀岡市で2012年、集団登校中の小学生の列に暴走者が突っ込み、児童は撥ねられて死傷した事件で、死亡した小学生二人の遺族が、軽自動車を運転していた元少年(23)らに損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が大阪高裁で行われ、稲葉重子裁判長は31日、元少年ら5人に計7800万円の支払いを命じました。
この事件、元少年が夜通し車を運転して、眠気に襲われて起こしたものですよね。夜通し車を運転して、眠気に襲われれば、どういう結果を招くか、いくら少年だったとはいえ、18歳にもなれば十分想像ができる年齢ですよね。それで車を暴走させて、かけがえのない命を奪い、一緒に登校する児童の列に並んで歩いていた妊婦さんとお腹の中に宿っていた赤ちゃんまで殺したんですよね。これとは別に刑事裁判が並行して行われていますが、恐らく弁護側は、精神的に未熟だったとか、そういったことを言って、刑の減刑を求めるでしょう。でもこれだけの事件を引き起こした相手に、情状酌量の余地なんてありません。可能な限りの厳罰を科すべきです。
それに、更生の可能性も考慮して、実名は伏せられているんだと思いますが、こういった悪質極まりない犯罪を起こした未成年者は、実名報道に切り替えるべきです。加害者の更生も大切とは思いますが、大切な家族を失ってしまった遺族のことも考えるべきです。