sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

おおかみこどもの雨と雪を観て

 今日、本当なら息子を連れてイオンシネマメアリと魔女の花を観に行く予定にしてたんですが、上映時間を調べてみると、今日の最終上映が16:45分からで、息子が帰ってくるのが16:30分ごろなので、どうしても間に合わないので、この前息子のリクエストで買って、まだ観ていなかった「おおかみこどもの雨と雪」を観てみました。
 この物語は二人の子供の母親である花がオオカミ男と出会って、恋に落ちる所からスタートします。やがて二人は結婚し、二人の子供をもうけてこの幸せな生活がずっと続くものと信じてました。しかし、夫であるオオカミ男が悲しい事故により亡くなってしまい、花はふたりの子供がオオカミとしても、人間としても暮らしていけるようにと、都会を離れ、山里へと引っ越します。そしていろんな人との出会いを通じて、様々な困難を乗り越えて、子供たち・ひいては子育てと農作業、そしてガイドの仕事を両立させる花の成長が描かれています。
 姉の雪は人間として生きる道を選び、弟の雨は別の生き方をする道を選びます。
 この物語全編を通して描かれているのは、母親が子供にそそぐ無償の愛・そして、オオカミ男の血を引くと分かっていても、ありのままに受け入れる子供たちの同級生・そしていつかは誰にでもやってくる親離れ・子離れの時。
 この映画を観て感じたのが、異なる文化を持った人たちを排除しようとする、今の世の中とは全く反対の生き方をするこの家族を通して、異なる人とのつながりこそが大事なんだということです。そう、ありのままの姿を受け入れて、愛することを誓った、花のように。そして、雪がオオカミ男の子供だと知っていても、排除しようとしなかった雪の同級生の草平のように。
 おおかみこどもを育てていく上で一番困ったのが、子供が病気にかかったとき、小児科に連れていくべきなのか、動物病院に連れていくべきかということも、ちょっと笑えましたが、花の子供たちへの愛情は、決してぶれることなく、深いものでした。改めて家族の在り方について問いかける作品だったように思います。