sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

私がカルトのことを書く理由

 私は統一教会のことを中心とした、カルト集団のことについて書き込みをしています。
「カルト集団は自分には関係ない」そう思われる方も多いかと思います。事実、私も元嫁が統一教会に関わりを持つようになるまでは、「自分とは無関係だ」と思ってました。90年代に世間を震撼させたオウム真理教による松本サリン事件や・地下鉄サリン事件VXガス襲撃事件なども、オウム真理教にかかわった人物が起こした事件であることは認識していましたが、オウム真理教の凶暴性が数多く報道されていても、どこか「自分の身の回りでは起こらないこと」そういう考えが頭のどこかにありました。90年代はオウム真理教と並んで、統一教会の特異性も数多く報道されていました。合同祝福結婚式の様子を報道するテレビニュースや、新聞報道を見ても気味悪さを感じましたが、自分の身にまさか降りかかってくるとは、夢にも思ってませんでした。
 元嫁が統一教会と関わるようになったきっかけは、元嫁が起こした交通事故が大きな原因ですが、統一教会を含むカルト集団の奴らは、言葉巧みにターゲットにした相手の不安を煽り、表向きはいいことを言っておきながら、徐々に「自分たちが行っていることが正しくて、世の中が間違っている。このプロジェクトを達成するためには、資金が必要だ」などと熱く語っては、ターゲットを洗脳し、金品を差し出すのが当たり前だという風に持っていきます。カルトに引き込む手口は、占いなどでいろいろと探りを入れて、家族関係や、亡くなった先祖、あるいは家族で病気もちの人の有無などを聞き出しては、「この先祖が浮かばれない思いをしているから、不幸が降りかかるのだ。」などと適当なことを言っては、それが当たっていると思わせるように仕向けます。
 では、そういったことになぜ引っかかるのかというと、最近ではネットでの勧誘が増えているようですね。ネットで占いなどの広告を目にしたことがある方も多いかと思いますがネットでは直接店舗に出向かなくても、自分の悩みや家族関係のことなどを気軽に書き込むことが出来るため、そういったことから今度会ってみましょうとか、直接お話ししましょうとか言って、個人情報を聞き出し、それをもとにどんどん深入りしていくようになります。また、ラインやメールなどで、どこそこの占いがよく当たるとか、ここの占いが評判などと言っては勧誘することもあるとか。あるいは、街角であなたの幸せを祈らせてください。などと言われた経験がある方も多いかと思いますが、ああいった奴らは、まずカルトとみて間違いないです。
 本当カルトにかかわっている奴らは、あの手この手で資金源を確保するために勧誘をしてきます。いつどこでカルトに引っかかるかわかりませんし、「自分だけは大丈夫。」というのは絶対にありえません。話をしていて、なんかちょっとおかしいなと思ったら、そういった人物との交流は遮断したほうが賢明ですし、家族の中で「最近なんか様子が変」と思った場合は、消費生活センターや最寄りの警察などに相談することが賢明です。あるいは、相手がどういう組織なのか、名前が判明している場合は、被害者家族の会などが結成されている場合もあります。そういったところに必ず相談するようにしてください。
 最後になぜ私が、このようなことを書くかというと、私は統一教会の奴らによって財産をほとんど奪われ家庭が崩壊し、地獄のような思いをしたからで、私のような思いをする人が少しでもなくなればという思いからです。私は元嫁が統一教会に関わるまでは、まさか自分の身に降りかかってくるなんて、想像もできませんでした。でも、今だからはっきり言えるのは「絶対自分は引っかからない・大丈夫と思わないでほしい」ということです。人にはそれぞれ大なり小なりの悩みやコンプレックスを抱えていると思います。その心理を巧みについて資金源を確保し、洗脳して金品を騙し取ります。その地獄への入り口がいつどこで口を開けて待ち構えているかは、誰にも予測ができません。だからこそ「自分は絶対大丈夫」と思わずに、「いつかは自分も引っかかるかも。家族の誰かが引っかかるかも」そういうことを頭の片隅にでも覚えておいていただけたらと思います