sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

雪崩で高校生ら8人が死亡

 27日午前9時20分ごろ、栃木県那須町湯本の那須温泉ファミリースキー場で雪崩が起きたと110番通報がありました。県や消防によりますと、県内7高校から「春山登山」の講習に参加していたグループが雪崩に巻き込まれ、県立大田原高校の男子生徒7人と、引率の教諭1人の計8人が死亡しました。骨盤骨折などで自力で歩けない生徒ら7人を含む40人も負傷して治療を受けているということです。昨日は、寒気が入った影響で現場一帯は前日から雪が降り続いており、古い雪面に積もった新雪が滑り落ちた「表層雪崩」の可能性が高いとみられています。

スキー場自体は20日に今期の営業を終えて、新雪を固める「圧雪作業」は行われていなかったということです。雪崩はスキー場上部の第2ゲレンデ付近の標高1200メートルの樹林の斜面で発生し、長さ200メートルから100メートル以上にわたって滑り落ちたそうです。

 訓練最終日となった27日は悪天候のため、教諭らが予定されていた茶臼岳(1925メートル)登山の中止を決定。急きょ深雪をかき分けて進む「ラッセル」と呼ばれる雪中歩行の訓練をスキー場で行うことにし、生徒ら48人が5班に分かれて参加していたそうです。雪崩は訓練開始からおよそ30分後の午前8時30分ごろに起きたとみられるそうです。亡くなった生徒はラッセルの先頭にいた大田原高校に集中しており、雪崩は大田原高校の生徒ら「1班」を直撃したということです。

この当時、現場付近には、雪崩注意報が発令されており、気象台が注意を呼び掛けていたということです。

先週末は比較的暖かい日よりが続いていて、雪解けが進んだ一方で、寒気が流れ込んで、新たに雪が積もったため、古い雪の上に降り積もった雪が崩れ落ちる表層雪崩とみられていますが、ここで疑問に思うのが、事故当時悪天候で登山を中止したにもかかわらず、雪中歩行の訓練を行ったのは何故なんでしょうか。スキー場内だから大丈夫だという認識があったのでしょうか。あるいは雪崩が起きることを予見してなかったのでしょうか。
 山岳ガイドなど、山のことを知り尽くした専門家を同行させるべきだったのではないか?など数々の疑問が私の頭の中で渦巻いています。雪崩の発生は自然現象なので仕方がない面もありますが、この事故は、人災の側面も大きいのではないかという気がします。
 亡くなられた生徒さんと引率の先生のご冥福をお祈りいたしますとともに、けがをした方々の一日も早い回復をお祈りいたします。