sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

この世界の片隅にを観てきました

 昨日の夜、映画館に出かけて、この世界の片隅にという映画を見てきました。舞台は昭和20年の広島県呉市。18歳の主人公浦野すずは、突然持ち上がった縁談がまとまり、広島市江波の家から、呉市の北条家に嫁いでいきます。物語は、戦争前のすずが幼い頃から始まり、のちのすずの旦那となる北条周作はすずを初めて見たときから一目惚れし、その思いを成就させるのでした。
 北条家に嫁いできたすずは、絵をかくのが得意で、いろいろな絵をかいては人々を和ませていたのでした。
 すずはどちらかといえば、おっとりとした性格で、戦争映画にありがちな暗いイメージはあまり感じませんでした。しかし、そんな戦時中で物資が不足する中でも明るく懸命に、たくましく北条家を切り盛りしていたすずを悲劇が襲います。一緒に歩いていた姪っ子を時限爆弾の爆発によって亡くし、自身も右手の手首から先を失い、重傷を負います。自分だけ生き残ってしまったという自責の念に駆られ、次第に明るさを失っていくすず。それでも周りの人たちに支えられて暮らしていたさなか、広島に原爆が投下されて、自分の両親を失い、生き残った妹も原爆後遺症に苦しめられます。
 そして、広島市内で出会った一人の戦災孤児の女の子を里子として迎え入れ、たくましく生きていくというストーリーでした。
 そしてこの物語の最後で、すずが自分の夫である周作に言った言葉「ありがとう。この世界の片隅に、うちを見つけてくれて」この言葉を聞いて、私もなんだか救われたような気になりました。そして何よりも戦争で大変な時代を明るく生き抜いた姿に感動しました。
 この映画を観に昨日はたくさんの人が訪れていました。ぜひ一度皆さんも観てみてくださいね。私のおすすめの映画でした