核兵器を法的に禁止する「核兵器禁止条約」の交渉開始を明記した決議案が27日、軍縮を扱う国連総会第一委員会で賛成多数で採択されて、来年3月から禁止条約の交渉が開始されることになりました。核保有国は強く反対しており、核保有国抜きで交渉が進む見通しだということです。
決議はメキシコやオーストラリアなどが主導。法的規制を設ける条約の交渉を、2017年3月と、6~7月に分けてニューヨークで開催すると明記しました。
来年3月にもニューヨークで開かれる会議は、国連総会の手続きに準拠して開かれることになっています。国連総会が行う決議などは、投票国の過半数の賛成で採択できるため、各補油国の参加がなくても条約の採択は可能だそうです。
核廃絶を訴えながら、アメリカの核の傘に守られている日本は核兵器禁止交渉の採択に反対…。私はアメリカの核の傘に守られているからと言って、採択に反対するのではなく、世界で唯一の被爆国として、明確に交渉入りに賛成してもらいたかったです。この採択を被爆者の皆さんはどのような思いで聞いたのでしょうか。被爆者の方々の願いはただ一つ、世界から核兵器を廃絶すること、核実験をなくすことではないかと思います。なぜ被爆者の方々の心からの叫びが核兵器保有国には届かないのでしょうか。
この日本の決定は