sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

私の祖父の格言

 私は小さいころから、母方のじいちゃんによくかわいがってもらっていました。私もじいちゃんによく懐いていて、いろんなことを教えてもらいました。
 じいちゃんが魚をすり身にして、かまぼこをつくるのを見たり、私が小さかった頃は五右衛門風呂で、まきを使って風呂を沸かしていたので、火のつけ方を教えてもらったり、田仕事のやり方を教えてもらったりしていました。
 そんなじいちゃんが私に残した格言。それは「おいしいものを食べたいと思うのであれば、苦労を惜しんじゃいけん」というものでした。
 じいちゃんは戦中・戦後の物資の乏しい、厳しい時代を生き抜いてきて、どうやったらおいしいものを子供たちに食べさせてあげることができるのか、考えていたんだろうと思います。
 おいしいご飯を食べさせてやりたいという思いから、田畑の管理をしっかりとして、常にコメの品質は一等米以上だったそうです。そして、自分の田畑で収穫できる野菜を使ておいしい料理をばあちゃんと一緒になって作っていたそうです。
 そのじいちゃんも、私が中学2年の時に肺がんで亡くなりましたが、そのじいちゃんが残した格言はいまも私の心に残っています。そして、今は子供たちにじいちゃんから教えてもらった言葉を伝えています。ゴールデンウィークになると子供を連れて出かける潮干狩りも、その一環です。おいしいお吸い物を食べたければ、海に行って、腰をかがめてアサリをとって、きれいに洗って、砂を吐かせてそして初めておいしいお吸い物ができるんだっていうことを教えています。本当、美味しいものを食べようと思ったら、手間暇がかかるんですよね。